本当に存在する15のヘンな英単語
英語がペラペラ、とは簡単にいかないこともあります。
英語のおかしな語彙はほとんど、まったくもって罪深いのです。
完全にヘンに見えたり聞こえたりする単語はたくさんあります。ありがたいことに全部辞書に載っていますので、おとぎ話用につくられたものではないとわかりますね。
Contents
- 1. Kerfuffle (kəˈfʌf(ə)l)(言い争い)
- 2. Hullaballoo (ˌhʌl.ə.bəˈluː)(がやがやした騒ぎ)
- 3. Cacophony (kəˈkɒf(ə)ni)(不協和音)
- 4. Ragamuffin (ˈraɡəmʌfɪn)(みずぼらしく見える人)
- 5. Whippersnapper (ˈwɪpəsnapə)(生意気な子供)
- 6. Gobbledygook (ˈɡɒb(ə)ldɪˌɡuːk)(回りくどくてわかりにくい言葉)
- 7. Gibberish (ˈdʒɪb(ə)rɪʃ)(わかりにくい早口のしゃべり)
- 8. Poppycock (ˈpɒpɪkɒk)(ナンセンスの別の言い方)
- 9. Discombobulate (ˌdɪskəmˈbɒbjʊleɪt)(困惑させる)
- 10. Flummox (ˈflʌməks)(面食らわせる)
- 11. Curmudgeon (kəːˈmʌdʒ(ə)n)(意地悪な人)
- 12. Lackadaisical (ˌlakəˈdeɪzɪk(ə)l)(意欲のない)
- 13. Woebegone (ˈwəʊbɪɡɒn)(悲しみに沈んだ)
- 14. Lollygag (ˈlɒlɪɡaɡ)(のらりくらりする)
- 15. Frankenfood (ˈfraŋk(ə)nfuːd)(遺伝子組み換え食品)
- 新しい語彙を憶えるコツ
- そしてもう1つ…
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1. Kerfuffle (kəˈfʌf(ə)l)(言い争い)
Kerfuffle (名詞)は1800年代初期から使われており、起源は2通りあるとされています。スコットランド・ゲール語またはケルト・アイルランド語からおそらく生まれた−つまり歴史的に、スコットランドまたはアイルランドで使われていました。
以下のような質問をされたら、その意味がわかるでしょうか?
「なんでそんなに叫んでいるの?なんでそんな言い争ってるの?」
だいたいにおいて異なる見解を持っている人たちが騒いだり迷惑をかけ合ったりしていることを意味します。2人の友達が何かについて小さな見解の違いを持って、ちょっと騒がしくなっている様子を想像してみてください。その状況、Kerfuffleという言葉がとても合っていると思いませんか?hullaballooでもいいですね。
2. Hullaballoo (ˌhʌl.ə.bəˈluː)(がやがやした騒ぎ)
「今日、オフィスですごいhullaballoo聞いた?」
意味にピッタリな響きの単語ですね。hullaballoo(名詞)は、誰かが怒っているときのやかましい騒音や叫び声のことです。
18世紀半ばから使われているイギリスの言葉です。
3. Cacophony (kəˈkɒf(ə)ni)(不協和音)
Cacophony(名詞)もまた騒音関係の単語で、いろいろなヒドい音が混ざっている状態です。鳥がキーキー鳴いている、目覚まし時計のアラームが鳴っている、赤ちゃんが泣き叫んでいる…のを想像してみましょう。あなたはcacophony状態です!
ご存知のとおり、 phone または phony で終わる単語は音に関係していることがあります。Cacophonyはkacos(悪い)+ phone(音)が組み合わさったギリシャの言葉で、1600年代半ばに英語に加わりました。
4. Ragamuffin (ˈraɡəmʌfɪn)(みずぼらしく見える人)
Ragamuffin(名詞)は中世で使われていたイギリス英語からきています。
Rag(ぼろきれ)の意味はわかりますよね?汚くてみすぼらしい古い服の切れです。したがって、ragamuffinは、汚くてみすぼらしい服ーまさにragのような服を着た人のことであるのは理にかなっているかと思います。たいてい子供に使われますが、みずぼらしく見える動物に使われることもあります。
「こぎれいな服で子供を学校に行かせるのに、小さなragamuffinみたいになって帰ってくるんだから!」
と次に聞くことがあったら、その意味ははっきりわかりますよね!
5. Whippersnapper (ˈwɪpəsnapə)(生意気な子供)
Whips とも snaps とも切り離して、whippersnapper(名詞)と速く口にしてみれば、おもしろくざらざらした響きになるかと思います。
今日では少し時代遅れの言葉ですが、使えば、みんな確実に笑ってくれます。17世紀からのイギリス英語で、2つの意味があります。1つ目は野望を持たない怠け者、もう1つは路上で生活し、盗みや騙しなどの悪事を働く人を指しました。
年月を経て意味は変わり、今日では、自信過剰でともすれば少しずうずうしい若者に使われます。なんで?違うよね?がただただ止まらず親の過ちを正そうとする、問いたがりな子供を表すのに完璧な単語です!
次の会話を聞いたらくすっと笑ってしまいませんか?
母親「こっちへきなさい」
子供「いや。忙しいから」
母親「こっちへきなさいと言ってるの」
子供「いやだってば。忙しい人は邪魔しちゃダメだってお父さん言ってたよ。だからほっといてよ!」
母親「まー、小さなwhippersnapperだこと!」
6. Gobbledygook (ˈɡɒb(ə)ldɪˌɡuːk)(回りくどくてわかりにくい言葉)
目を閉じて少し七面鳥を思い浮かべてみましょう。どんな鳴き方でしょう?「 gobble, gobble, gobble 」といった感じですよね?これがまさにこの単語の由来です。
Gobbledygook(名詞)は、七面鳥から出る意味のない音からきており、オリジナルはアメリカ英語です。1940年代に生まれ、ナンセンス・無意味を表します。専門用語を多様するあまり他の人をちんぷんかんぷんにさせる人にも使います。
「会議でディレクターがたくさんgobbledygookを話していて、何がしたいんだかわからないよ」
7. Gibberish (ˈdʒɪb(ə)rɪʃ)(わかりにくい早口のしゃべり)
Gobbledegookを話している人は同じくgibberishも話しています。
Gibberish(名詞)も同じく、英語なのだろうがほぼ意味をなさないナンセンスな言葉やフレーズを指します。
Gibberishはgobbledegookより古く、16世紀から使われています。発祥の地はわかりませんが、スペイン語かスウェーデン語のようなものからきているのではないかと考えられています。
英語の練習の際には、gobbledegookやgibberishを話さないように気をつけましょうね!
8. Poppycock (ˈpɒpɪkɒk)(ナンセンスの別の言い方)
ある人が、まったくそのことについて知らないのに話そうとしているのを聞いたことがありませんか?完全に事実に反しているのに話し続けようとする、もしくは、完全に間違っているけど、いわゆる事実について話す、といった具合です。
こういうとき高い確率で、その人たちはpoppycockを話している、となります。
笑ってはいけません!Poppycockは、poppies(花の種類)ともcocks(鳥の雄で、男性のアノ部分を指すスラングでもあります!)とも関係ありませんよ。
オランダ語のpappekak=pap(やわらかい)+kak(うんち!)からきていて、1800年代から英語に加わりました。
A:「ねえ、くしゃみするとき目を開けていると目が飛び出すって知ってた?」
B:「まったくほんとにpoppycockなんだから!」
9. Discombobulate (ˌdɪskəmˈbɒbjʊleɪt)(困惑させる)
主に北米英語で使われます。誰かが多くのgibberish、gobbledegook、poppycockを話していたなら、他の人をdiscombobulate(動詞)しようとしていることになるでしょう。こういったあらゆるおかしな単語によって、聴く人は少し discombobulated (形容詞)してしまうでしょう。
混乱しました?そうでしょう。Discombobulateとは混乱させることですから!
19世紀半ばから、主におどけた文脈で使われています。
「どうしたの?少しdiscombobulatedしているように見えるよ!」
10. Flummox (ˈflʌməks)(面食らわせる)
あなたが今もし非常にdiscombobulatedしているならまた、 flummoxed (形容詞)していることにもなります。
Flummox a person (動詞)とは、その人をとても混乱させることです。
イギリスのいくつかの地域で使われる方言から取られ、19世紀半ばにイギリス英語となりました。
11. Curmudgeon (kəːˈmʌdʒ(ə)n)(意地悪な人)
非常に機嫌が悪く気難しい人物にふさわしい言葉を探していたりしませんか?Curmudgeon(名詞)がまさにピッタリの単語でしょう。
少なくとも16世紀までさかのぼるほど、この単語は長い間使われてきました。
「私は英語の先生好きじゃないな…彼は本当のcurmudgeon!」
と誰かが言っていたら、同意し(願わくば同意したくないですが!)、その意味するところがわかるでしょう。
12. Lackadaisical (ˌlakəˈdeɪzɪk(ə)l)(意欲のない)
怠け者、熱意・決断力のない人物を表現したかったらどうでしょう?Lackadaisical(形容詞)はこの状況にピッタリです!
どこで生まれたのか定かではありませんが、1700年代から使われています。
たとえば、
「私の姉は無職で、仕事を見つけようともしてない。ほんとにlackadaisicalだよ」
という感じです。
13. Woebegone (ˈwəʊbɪɡɒn)(悲しみに沈んだ)
もう1つ、ヒドい形容詞です。Woebegoneな人がどんな感じか推測できますか?
この単語は簡単に2つの部分ーwoe(極度の悲しさ)と begone (何かに囲まれていることを意味する古い言い方の単語)にわけられます。したがって、woebegoneとは”悲しさに囲まれている”の意味。中期英語、つまり中世で使われていた英語からきています。
「なんでそんなにwoebegoneそうなの?」
今度友達が悲しそうにしていたら、こう質問できますね。
14. Lollygag (ˈlɒlɪɡaɡ)(のらりくらりする)
Lollygag:なんて素晴らしい動詞! lollies とも gags とも関係がなく、実際には、働いていない怠け者、もしくは時間を無駄にすることを意味します。米国でもっともよく使われます。親が子供に「lollygagするのを止めなさい」と叱りつけるのはよくあることですーその親が何を言っているか、もうわかりますね!
発祥の地は知られていませんが、1800年代から使われている単語です。
15. Frankenfood (ˈfraŋk(ə)nfuːd)(遺伝子組み換え食品)
これまで紹介してきた他の単語と比べて非常に新しく、Frankenfood(名詞)は1990年代に生まれました。
遺伝子組み換え(GM)食品のくだけた言い方です。遺伝子組み換え食品とは、科学的に何らかの方法で変更が加えられて、自然な育ち方をしていないもののことですね。
Frankenfoodは Frankenstein と food を組み合わせてできた単語です。Frankensteinは、実験室で怪物をつくった科学者・ Dr. フランケンシュタインのお話です。
「ここでは食事しないよ。遺伝子組み換え食品が使われてるから」
たとえば、こんな会話がありそうですね。
新しい語彙を憶えるコツ
ここでご紹介したすべての新しい単語を学んだら、日常会話で使ってみて本当に習得したかを確認しましょう。
新しい語彙を憶えるベストなコツは、以下のポイントになります。
ボキャブラリーリストをつけていく
何も仰々しいものである必要はありませんー学んだすべての新しい単語を書いておく小さなノートブックでよいのです。アルファベットごとにそれぞれのページが設けられるともっと役立ちます。ページを3つの列に分割して、単語自体を1列目に、簡単な定義を(英語で)2列目に書きましょう。3行目はメモや例文、追加の意味を自分の母国語で書く用に使えます。
ポストイットとカードを使う
とても憶えにくい単語があったら、ポストイットにその単語を書き留め、よく見る場所に貼るようにしましょう。読めば読むほど記憶に残ります。いろいろな場所に持っていけるように新しい単語を小さなカードに書くのもよいですね。電車やバスの中で座りながら、お昼休みにコーヒーショップで友達を待ちながら…その他どこでも、記憶が戻ってきますよ!
新しい単語を使いましょう!
会話のなかでできるかぎり多く、新しい単語を使いましょう。口にすればするほど記憶できます!
Lackadaisical(意欲のない)、lollygag(のらりくらりする)しないように!Poppycock(ナンセンスの別の言い方)を話さないように新しい単語を学んでください。次にwhippersnapper(生意気な子供)に会ったらおそらく、単語で彼らをflummox(面食らわせる)できます!Gibberish(わかりにくい早口のしゃべり)やgobbledegook(回りくどくてわかりにくい言葉)を耳にしてもdiscombobulated(困惑させる(動詞の場合))に感じる必要はありません。始めてしまえば新しい言語の習得は簡単なのです!
そしてもう1つ…
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たとえば、“brought”という単語をタップすると、こんな感じです。
映像内の全単語がクイズ形式で学べます。右または左にスワイプすれば、あなたが学んでいる単語の使用例がさらに見れます。
ベストなパート?FluentUは、学習中の語彙がトラックできるので、その単語の入っている例や映像でさらに学ぶことをおすすめします。同じ映像で学習していても、そこから学ぶ体験は受講者によって異なるものです。
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