短い英会話を学べる面白いショートフィルム14選
ショートフィルムは普通の映画の面白さと、ショートビデオの気軽さを兼ね備えています。
さらにショートフィルムには、長すぎず、複雑すぎない現実的な短い英会話が含まれています。
これらのシンプルなクオリティーが、ショートフィルムを最高の英語教材に変えるのです。
Contents
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“Welcome to My Life”
レベル: 初級から中級
ジャンル: アニメ
説明:
よくモンスターは悪者だと思われています。普通ではない何か人間とは違う存在、それが典型的なモンスターについての見方でしょう。このショートフィルムはそんな見方をひっくり返しました。
これは高校生活に馴染もうとしてる、ダグラスというティーンのモンスターの物語です。彼は多くのアメリカのティーンとよく似ています。愛情深い両親を持ち、フットボールをして、”T-kash”というラップネーム(ラップミュージシャンが使う実際の名前とは違う名前)まで持っています。しかし周りの人とは見た目が違うため、いじめられてしまうのです。
高校で使うような短い英会話を簡単に学ぶならこのショートフィルムがいいでしょう。
この映画の声優は非常にナチュラルに話しています。アメリカ英語でのカジュアルな会話やインタビューがどのようなものか分かるはずです。
“The Fancy Gentleman”
レベル: 初級から中級
ジャンル: アニメ
説明:
スタイリッシュで洗練された形で話す人のことを”classy”と言います。また”refined”や”respectable”も同じような意味で使われ、社会の中での階層が高い傾向にあります。
アメリカでは、金持ちのヨーロッパ人のアクセント、マナー、そしてファッションが”classy”であると考えられています。特に、アメリカのポップカルチャーは、フランスとイギリスの上流階級の人々のことをもっともrefined(上品)な人々と見ています。このショートフィルムでは、有名な漫画のキャラクターであるミッキーやミニーを通して、そんな考えが表現されます。
またこのショートフィルムを通して、標準的でカジュアルなアメリカ英語のアクセントが、classyの正反対だと考えられているということも見えるはずです。classyになるよう仕込まれた後、ミッキーマウスがどのような格好をしているか注目してみましょう。その訓練が終わりclassyになると、ミッキーはフランス語のアクセントで話したり、使用人や高級な食事などを要求したりするようになります。この映画は、同じ社会の中でも階層の違いによって、どのように会話の仕方や、使う単語の種類が変わっているかということを見事に描いているのです。
“Otherhalf”
レベル: 中級
ジャンル: コメディー
説明:
“My other half”とは、自分とロマンチックな関係にある相手に対して使う言葉です。このショートフィルムでは、物語の中でこの言葉を字義通り捉えることによって、この英語の表現を少しふざけて使っていることが分かります。ある人の下半身が上半身から分離し、勝手に歩いて行ってしまうのです。最終的に体の2つの部分は、幸せであるためにはお互いが必要であることに気がつくのです。
このショートフィルムは、異なる状況における会話の断片が映されています。最初のシーンでは、上半身と下半身がセラピーを受けています。セラピストとその人物は、カップルが受ける典型的なカウンセリング(精神的な問題、またお互いの関係に行き詰まった時などに、話すことで解決の道を探るもの)のように会話しています。他にも、下半身がバーでデートに行くシーンなどもあります。
“Snake Bite”
レベル: 中級
ジャンル: ホラー
説明:
このショートフィルムでは友情や道徳(何がよくて何が悪いかということについて)を扱いますが、それがホラーを通して描かれます。しかし、一般的な「ホラー」映画と違い、この映画に幽霊や犯罪者は出てきません。危険を前にした4人の少年の友情がこの映画のテーマなのです。
ディラン、タイラー、コール、ハビエルの4人は蛇を探しに森へハイキングに出かけます。巨大な蛇がディランに噛みつき去って行った時、彼らは難しい決断に迫れます。もし蛇に毒がなければ、彼らはディランを大人のいるところまで連れて帰れるのですが、もし毒があった場合、足をすぐに切り落とさなければ、ディランは死んでしまうのです。
この映画は10代にもならない子どもの短い英会話を聞くことができるだけでなく、森に関連した単語を学ぶにはいい作品です。
映画の中盤、危機迫る状況になるに従って、声のトーン、ペース、そしてセリフの長さが変わっていくことに注意してみましょう。
“Text Me”
レベル: 中級
ジャンル: コメディー
説明:
これはティーン2人のデートについて描いた甘いショートフィルムです。映画のタイトルからも分かるように、ここでは口頭での会話とテキストでの会話が扱われています。会話とテキストのコミュニケーションの取り方の違いが、プロットの魔法を生むのです。
2人のデートの始まりは最悪でした。特に女の子は、彼の振る舞いに完全に嫌気がさしてしまいます。しかし会話が進むにつれ彼女は、彼が本当は優しい人であることに気がついていくのです。
この映画はレストランが舞台なので、食べ物の注文の仕方や、レストランのスタッフとの関わり方といった短い英会話を知ることができます。
他にも、知らない者同士がだんだんと知り合っていく過程を見ることができます。アメリカ社会で何が礼儀正しく、何が無礼なのかということにもフォーカスしているのです。
“Nadia”
レベル: 中級
ジャンル: ドラマ
説明:
若者のホームレスという繊細な問題を”Nadia”は扱っています。
このショートフィルムは教室のシーンから始まり、主人公のナディアは先生に対し、非常に無礼な態度で話しかけます。物語が進むにつれて、主人公が家族との間に大きな問題を抱えていることが明かされていきます。そして、母親と大げんかしたナディアは家出を決意します。しかし、彼女に罵られた先生が現れ、彼女を助けるのです。
この映画は教室や家族での短い英会話の他にも、英語圏におけるホームレスという社会問題を学ぶことができます。家族からのサポートを得られずストリートで暮らす多くの若者いるアメリカやイギリスといった英語圏では、ホームレスが大きな問題となっているのです。
“Two Dosas”
レベル: 中級
ジャンル: コメディー
説明:
パバンはインド人家族に生まれたイギリス市民です。物語は、彼が2人の友人に昨夜のクロエとのデートについて話しているシーンから始まります。彼は彼女をインド料理レストランに連れていって感激させようとしました。しかし、彼より彼女の方がインド文化について詳しかったということが判明するのです。
このショートフィルムで面白いのは、ネイティブの文化についてクロエよりパバンの方から知ることができるということです。これで驚く人もいるでしょう。クロエがウェイターとヒンディー語で話し始めた時、それを1つも理解できないのはパバンなのです。
イギリス英語を学ぶには、この映画がもってこいです。またイギリスにおけるインド文化や、ネイティブの英語文化を知ることもできます。文化的アイデンティティを共有することを巡って会話は行き交います。自分自身の文化と習慣を英語スピーカーの人に伝える方法を学びましょう。
“The Meltdown”
レベル: 中級
ジャンル: コメディー
説明:
“The Meltdown”は、「リアリティ番組」のフォーマットを借りた短編作品です。リアリティ番組を見たことがある方なら知っているかもしれませんが、それらはある出来事についてのインタビューと、その出来事についての報道から構成されています。このフォーマットが英会話の練習には最適なのです。
この映画は原発で働く無礼でガサツな科学者の物語です。馬鹿げたミスのせいで、この原発はメルトダウン(原発の事故)してしまうのです。しかし映画の終わりには、彼は私たちが予想もできなようなことを行い、彼に対する見方を好意的なものに変えてしまうのです。
キャラクターはカジュアルなアメリカ英語を話します。また彼らはすべて科学者なので、一般的な科学用語を学ぶこともできます。
“A Reasonable Request”
レベル: 中級から上級
ジャンル: ドラマ
説明:
息子が長い間会っていなかった父親に再開し、恐ろしいお願いをします。この映画の肝はこのサスペンス(不確実性)にあるので、ここで説明してしまうよりも実際に見てもらった方がいいでしょう。
英語を学んでいる人にとっては、家族のぎこちない会話を観察できるよい作品となります。
“The iMom”
レベル: 中級から上級
ジャンル: サイエンスフィクション
説明:
あなたはどんな未来を想像しますか?多くの人々は、ロボットが私たちの生活をどのように便利にしてくれるかを考えるでしょう。しかし、この映画の見解は違っているようです。
“iMom”は、両親の役割を果たすはずだったロボットの物語です。このロボットは、子どもたちが元気かどうかを両親がチェックする必要もなくなるような、夢のロボットとして売りに出されました。映画には、学校での問題に全く気付いてくれない親を持つ子どもが出てきます。彼は両親にもっと興味を持って欲しいのですが、彼らはすべての責任をロボットに丸投げしているのです。最終的にロボットは背筋がゾッとするような行動に出るのです。誰かの背筋をゾッとさせることを英語では、”To send a chill down [someone’s] spine”と言います。
この映画では電話での会話を含む、いろいろな種類のキャラクター同士のコミュニケーションが出てきます。iMomと子どもとの会話に注目してみましょう。ロボットは人間のどんなコミュニケーションを理解できないのでしょうか。
“How Was Your Day?”
レベル: 中級から上級
ジャンル: ドラマ
説明:
人には口をつぐみたくなるような黒い部分があるものです。よく、親になることは無私無欲になることだと説明されます。子どもにすべてを捧げる神のような存在、それが両親のあるべき姿なのです。しかし、すべての人間がそうであるように親も全能ではありません。このショートフィルムは、そんな親の暗い部分にスポットを当てています。
これは子どもに満足できない母親の物語です。彼女の子どもは問題を持って生まれたために、他の子どもと同じように行動することができません。物語が始まって数分で私たちは、胸の引き裂かれるようなことを母親が経験していくところを目撃します。彼女はこのことを誰にも話すことができず、その憎しみはすべて子どもに向かうことになるのです。物語の終わりを見た者は、きっとこの映画を忘れることができないでしょう。
このショートフィルムはアイルランドの英語のアクセントを学ぶには最適の教材です。
ベイビーシャワー、カップル同士の会話、友人との電話など、多くの親密なシーンが出てきます。
その中に、医者が両親に彼らの娘に関する消息を話す短いシーンもあります。この気詰まりするような状況の中で、彼らはどのように交わるのでしょうか。これを見て、実際にこのようなことがあったとしたら会話がどのようなものになるか想像してみましょう。
“Conversation with My Black Son”
レベル: 中級から上級
ジャンル: ドキュメンタリー
説明:
アメリカにおいて、人種主義の問題はよく議論されます。この映画は遠回しに(遠回しにという表現を英語では”beating around the bush”と言う)ではなく、真正面からこの問題を取り上げています。黒人の親は、警察と出くわした時の対処方法を息子たちに説明するのです。
胸の痛むような題材を扱った映画ですが、アフリカン・アメリカンの人々のアクセントとスピーチ、そして彼らが現在直面している問題を知るには最適のショートフィルムでしょう。
“How I Faked Being American”
レベル: 上級
ジャンル: ドキュメンタリー
説明:
ジャック・バースキーは、ソ連に派遣されたドイツ人スパイでした。この短いドキュメンタリーでは、彼がアメリカ人のようになるために、話し方だけでなく服の着方、振る舞い、そして食べ方まで訓練された話が語られます。
彼はドイツ人とアメリカ人の行動の違いを説明します。飲む物の違い、そしてそれの開け方の違いまで話しているのです。
英語学習者にとって、このショートフィルムは教育的なだけではなく、いくつものインスピレーションを得ることができるでしょう。ジャックはスパイとして非常に頭脳明晰で知恵の働く人でしたが、それでもアメリカ英語の基本を学ぶためにたくさんの時間を要しました。彼の説明によれば、彼は”blue in the face”(息切れするぐらい働くこと。息切れすると酸素が足りなくなり顔が青くなるため)になるまで英語を練習したそうです。
“Sally Ride on Dumb Questions”
レベル: 上級
ジャンル: ドキュメンタリー
説明:
サリー・ライドは、アメリカ人女性として初めて宇宙に行きました。これはソ連が女性を宇宙に送り込んでから20年も後のことです。彼女はこのインタビューで、宇宙飛行士になることの一般的な挑戦について語っています。しかしそれだけではなく彼女は、女性であった故にジャーナリストなどから受けた分別ない扱いについても語ります。この短いドキュメンタリーは1983年の録音を使って作られました。
このインタビューから、アメリカの科学、文化、社会の歴史のことが学べるでしょう。サリーは学校システム、NASA(アメリカ航空宇宙局)、フェイク報道について話しています。対話の流れは非常にスムーズで、アニメーションがついているので、インタビューの内容を視覚的に知ることもできます。
ショートフィルムを使って会話のスキルを上達させるベストな方法は、シーンを見た後にそれを真似してみることです。
短い英会話を見て、それを書き起こすことは、内容を覚えたり観察したりすることに役立ちます。
でも映画を見ている間は、物語を味わい、楽しむことを忘れないでください。
自分が好きなことをしている時に学んだものが一番身につくのです!
ショートフィルムで短い英会話を学ぶ理由
ネイティブ向けに作られたショートフィルムを、英会話の教材として使うことに対して疑問を持つかもしれません。
もちろんこれらの映画は、英語学習者向けに作られた動画よりは少し難しいかもしれません。それでも努力して学習する価値は大いにあります。
ここにいくつかの理由を紹介します。
- ネイティブの自然な流れの会話が学べる:英語の授業などで使われるほとんどの動画の教材は、意図的に遅く作られています。実際の映画であれば、ネイティブの人たちが普通に話しているものを聞くことができます。自然な英語のリズムに慣れてしまえば、実際の会話も驚くほど簡単になるのです。短い英会話で構成されているので繰り返したり、真似したりして学ぶことができます。
- ショートフィルムは記憶に残りやすいので、単語を覚えることが楽になる:会話の内容は、プロット、状況、キャラクター、そして視覚的な映像によって記憶に残りやすくなります。映画のすべての会話には何らかの目的があるので、理解することも簡単になり、さらに理解したいという気持ちにもさせるのです。
- それぞれの会話に関連がある:ショートフィルムでは多くの場合、個々のキャラクターの間に様々な繋がりがあります。またそれぞれの会話は、あらゆる状況の中で様々なトピックについて持たれます。同じキャラクターが、違う状況で、また違う人物とどのように会話をするのかを知ることができるのです。
ほとんどのショートフィルムは、15分ほどで、その中の会話は短く、要点もはっきりしています。同じ場面をなんども見て、短い英会話を繰り返し聞きましょう。自然な英語のスピードに慣れていくことができます。
- FluentUならもっと効果的に、ショートフィルムで英語を学ぶことができます。ショートフィルムはネット上でいくつも見ることができますが、FluentUはその中でも英語学習に最適のものを集め、それを英語教材へと変えました。これから紹介する動画だけでなく、もっとたくさんのショートフィルムを、FluentUライブラリーの”mini-movies”というカテゴリーで見つけることができます。コマーシャルや映画のトレーラー、インタビューなど他の英会話教材もたくさんありますよ。
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例えば、”brought”という単語をタップすると、下の画像が表示されます。
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