世界中の英語:実際に英語が話されているのは何カ国?
もし英語を話せたら、あなたは6つの全ての大陸で、誰かしらとコミュニケーションを取ることができるでしょう。
カナダの北の端からアフリカの南の先まで、英語を話している人々はいたるところにいるのです。
英語はまさにグローバルな言語です。これを学べば、友達や仕事上のコネクションの輪を世界中に広げることができるはずです。
この記事では、英語が様々な形で話されている70カ国を紹介します。英語に完全に浸ることができる国もあれば、公用語ではないにせよ英語でコミュニケーションを取ることができる国もありますよ。
Contents
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英語はどのようにして世界に広まったのか?
一般的には、アングロ・サクソン民族の大ブリテン島到来が、英語という言語の普及の始まりだと考えられています。そしてノルウェーからの侵略者によって新しい単語がいくつか持ち込まれ、その言語は変えられていきます。フランス語やラテン語からの単語が日常英語の中に入り込んでいくのです。
中世の時代、英語は徐々に標準化されていきます。ロンドンの発展に伴って、他の英語の方言が消え、私たちが今知っている英語というものの中に同化していきました。
大英帝国の出現は、英語の普及を次の段階へと引き上げたと考えられています。イギリスが世界中の様々な地域を侵略し、植民地としていく中で、英語も同時に拡散していったのです。
今日では、英語は北京語とスペイン語に続いて世界で3番目に多く話されている公用語です。しかし、英語を話している人々が10億人以上いるにも関わらず、それを第一言語として話しているのは3.8億人にすぎません。
また英語は、世界でもっとも多く学ばれている言語の1つであり、国際機関などでも広く使われていることからグローバル言語とも呼ばれています。
パイロットは、国際線で英語を使うことを求められますし、国連やEUなどの国際機関は、英語を公式語として採用しています。これは、多くの国で英語が話され、また公用語として採用されていることが理由です。
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英語が話されている国を正確に数えるのが難しいのはなぜ?
まず、「英語が話されている」国とは一体どういう意味でしょうか。
シェフィールド大学によると、国民の大多数が英語を第一言語としている国は、18カ国あるそうです。そこにはカナダやバハマ、オーストラリアなど世界中の国々が含まれています。
しかしこの数字は、私たちが先ほど見た合計数からはかけ離れています。なぜなら、英語を公用語として採用していても、それが国民にもっとも話されている言語でない場合は、その国を除外しているからです。50カ国以上が英語を公用語の1つに加えていますが、必ずしもみんなが英語を話しているわけではありません。例えばカメルーンなどがその1つです。
またいくつかの国では、英語が事実上の公用語となっている場合もあります。これらの国では、日常的に英語が話されているのですが、公用語には加えられていないのです。例えば、アメリカは公用語を持っていませんが、事実上の公用語は英語です。
最後に、英語が第二、第三言語として話されている国がたくさんあります。言い換えると、人口の一部だけが英語を話していたり、学校や観光の現場のみにおいて英語が使われている場合が多くあるのです。
アメリカ大陸で英語を話している国々
前述した通り、アメリカには公式言語がありません。しかし、教育機関や政府では英語が使われ、人口のほとんどが英語を話しています。
アメリカ大陸の中では、カナダも英語が話されている国の1つです。カナダのほとんどの人々は、第二言語であるフランス語と英語のどちらも話すことができます。
カリブ地域の多くの国々でも英語を話します。英語を公用語として話す国や地域は以下の通りです。
- アンギラ
- アンティグア・バーブーダ
- バハマ諸島
- バルバドス
- ベリーズ
- カイマン諸島
- ドミニカ
- グレナダ
- ガイアナ
- ジャマイカ
- プエル・トリコ
- セントクリストファー・ネイビス
- セントルシア
- トリニダード・トバゴ
- バージン諸島
ただし、ここで覚えておかなければならないのは、公用語が英語であっても、多くの人々が日常では英語を話していないということです。彼らが日常的に話しているのは、スペイン語やフランス語、クレオールなどの言語です。
ヨーロッパで英語を話している国々
ヨーロッパの学生の90%が、ある時点で英語を学ぶということは知っていましたか?でも、だからといって大人になった彼らの全員が英語を流暢に話すわけではありません。
ヨーロッパで英語を主要言語としている国や地域、または公用語としている国は次の通りです。
- イングランド
- アイルランド
- 北アイルランド
- スコットランド
- マルタ
- ウェールズ
- ジルラルタル
- マン島
- ジャージー島
- ガーンジー島
アフリカで英語を話している国々
アフリカの国の多くは複数の公用語を持っています。例えば南アフリカには、11もの公用語があります。実際に話されている言語や方言を合わせれば、その数はもっと多くなるでしょう。多くのアフリカの国々で、英語は公用語としていますが、全人口が英語を話すわけではありません。例えばナミビアでは英語が公用語であるにも関わらず、英語を話すのはたった人口の7%です。
ボツワナでは、英語が公式のビジネス言語となっていますが、日常的にはあまり話されていません。またエリトリアとエチオピアでは、ほとんどの人々が英語を話すにも関わらず、公用語とはされていません。
英語が公用語で、人口の大部分が英語を話している国は以下の通りです。
- ガーナ
- ケニヤ
- レソト
- ナイジェリア
- ルワンダ
- 南アフリカ
- ウガンダ
- ジンバブエ
以下の国々では、英語が公用語になっていますが、第一言語としては話されていません。
- ブルンジ
- カメルーン
- ガンビア
- リベリア
- マラウイ
- モーリシャス
- セイントヘレナ
- セーシェル
- シエラレオネ
- スワジランド
- タンザニア
- ザンビア
オセアニアで英語を話している国々
アメリカやイギリスと同じように、オーストラリアも英語を公用語には指定していません。しかし、英語は第一言語として話されており、事実上の公用語と言えるでしょう。オセアニアで英語を話す他の国々には、アメリカ領サモアとクック諸島があります。またニュージーランドでは英語が公用語の1つとして数えられています。
他にもいくつかの国で英語が公用語に加えられています。ただし、この国々でも英語が第一言語として話されているわけではありません。
- フィジー
- グアム
- キリバス
- マーシャル諸島
- ミクロネシア
- ナウル
- ニウエ
- 北マリアナ諸島
- パラオ
- パプア・ニューギニア
- ピトケアン島
- サモア
- ソロモン諸島
- トンガ
- ツバル
- バヌアツ
アジアで英語を話している国々
アジアにも英語が公用語の1つであったり、事実上の公式言語となっている国がいくつかあります。ただし、英語が第一言語として話されているとは限りません。
- インド
- パキスタン
- フィリピン
- シンガポール
- ブルネイ
- スリランカ
- マレーシア
- イスラエル
- バングラデシュ
インドとパキスタン、そしてフィリピンでは英語が公用語とされていますが、主には政府や教育の現場で使われています。シンガポールは英語を公用語としていると同時に、多くの人々に話されています。
さあこれで英語を話している国がいくつあるか分かりましたね。次は自分で英語を練習する番です!このリストが勉強のモチベーションを上げることに繋がれば幸いです。言語の知識を持っていると、世界中の様々な国へ旅することができるのです。英語を学んでいる人はたくさんいるので、決して1人で練習しているとは思わないでください。話す練習や読む練習をしている仲間がいるのです。さあ準備を整えて、英語をあなたの日常に取り入れてみてください。